【イベントログ】マイレールフォーラム~ふるさとの鐡路を考える~

2014年03月19日18時57分 更新
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左から、十文字義之氏、高橋眞一氏、野中周一氏、國松永稔氏、中久喜正氏

マイレールフォーラム

[1]謝辞を述べる関鉄常務取締役[2]昔の鉄道1[3]昔の鉄道2[4]常総線[5]のどかな空間を走るローカル鉄道

ふるさとの鐡路を考える

開業100周年を迎えた関東鉄道常総線。ここで、『もう一度常総線の魅力と、様々な活性化策や沿線の振興手段としての地域に密着した鉄道のあり方を考えよう。』ということで、茨城県交通事業促進事業における、公共交通活性化コンペの活動の一環として、当コンペが開催されました。下妻市民はもとより、常総線沿線の住民に加え、都内からの参加者もいたようです。

  • 主催:関鉄レールファンCLUB
  • 後援:茨城県・茨城県公共交通活性化会議
  • 協力:常総線活性化支援協議会・下妻市・関東鉄道株式会社

マイレール・フォーラム~ふるさとの鐡路を考える~(各講談より抜粋)

國松永稔(茨城県企画部企画課交通対策室長)

  • ローカル鉄道とは…

おらが湊鉄道応援団では、商工会・商店会・地元の人達がファンとなって、できる事をやろうという活動をしている。この様に、一生懸命頑張る方が核となって、市民の人達が協力するという形が、鉄道の活性化の形ではないでしょうか。また、鉄道とは、目的地が楽しめないと、利用につながらない。という事で、商店街の割引が受けられるなど、連携をとることも、活性化の一歩ですね。

野中周一(下妻市副市長)

  • 下妻市のまちづくり

砂沼を中心とした再整備を行い、下妻駅を活性化させて、市役所まで整備するというまちづくり計画が現在遂行されています。また、市街地がかつて活性化していたころの土地を活用して復活させていきたいです。市民1500名に行ったアンケートでは、市街地活性に必要な項目として、店舗の充実・まちなみ景観の向上・公共交通の充実が重要項目として挙げられていた。中でも、公共交通においては、要である鉄道・路線バスの利便性の向上が必要だとされていました。

高橋眞一(関東鉄道株式会社鉄道部長)

  • 関東鉄道として力を入れていること
    ~地域のニーズに応えた利便性の向上~

1.快速運転の運行
2.パーク&ライドの設置
3.企画乗車券
4.様々なイベント開催(ビール列車、鉄道の日イベント(11/3開催)
5.駅からウォークなど)
6.ICカードの導入

中久喜正(下妻市栗山商店会会長)

  • くりやまコミ×コミプロジェクトについて

一昨年前に行った駅前イルミネーションが好評だったため、今年度は茨城県商店街活性化コンペで採択された事業の一環として、下妻駅前で大規模にイルミネーションを行いました。夏に開催したランタンワークショップで作成した陶ランタンに入れたキャンドルの灯りと、イルミネーションや、ペットボトルツリーの電飾の明りが下妻駅前の冬の風景を一新させたのではないかと思っています。

十文字義之(関鉄レールファンCLUB会長)

騰波ノ江駅で行っているステーションギャラリーでは、模型をオリジナルで作っているのもあって、定着してきました。最近はシニアの来客が増えてきていて、お孫さんと一緒に来ている状態ですね。関鉄でもいろんなお得な切符など出していますが、知らない人が多いようです。知らないと損という情報が多いですね。
低年齢層へ良いイメージを持ってもらいたいと思って、活動しています。駅員の制服の貸出や、切符の販売体験などしています。鉄道は夢を売る商売でもあるんです。

質疑応答

  • 緊急時の時の対応で、お客への情報の共有や、代わりの交通手段の案内をもっと提示してほしいです。

高橋部長「なかなか情報の発信手段が無いというのが現状であり、大手でようやく始まってきているのがスマートフォンを使った情報共有手段であるが、実際難しい点が、事故起こった際に、具体的な復旧時間等の見通しがつかない場合が多いです。事故が回復して、復旧にどれだけかかるかは見通しが立ってからではないと情報を発信する事ができないのが事実です。非常にジレンマではありますが、なるべく早めに情報を発信したいという想いがあるのはやぶさかではありません。なるべく迅速に対応できるように、努力してまいります。 年に2回、訓練等を行っておりまして、迅速な復旧ができる様な訓練や、客様の誘導に対しても消防署等の協力を頂き訓練をしております。しかしながら、まだまだ至らない点もありますので、努力しまいります。」

  • 東武の鬼怒川温泉駅で鉄道娘などのイベントがやってあります。他線では萌キャラやキャラクター等を導入していますが、関鉄さんでは作らないのですか?

高橋部長「無骨な会社でありまして、そういうところまで手が回っていないのが実情です。キャラクターなどを作ってはいますが、定着しない状況です。ガルパンの様に、常総線は素材として使われにくいのかわかりませんが…キャラクターを作ることで、鉄道ご利用の楽しみの1つになればと思いますが、我々も頭を柔らかくして、若い社員に頑張ってみてもらおうとは思います…ぜひ、アドバイス等頂ければ、参考にさせて頂きたいと思いますので、よろしくお願いします。」

  • 県の方で音頭をとって頂いて、常総線沿線で企画を同時開催という事は出来ないものでしょうか?

國松室長「常総線活性化協議会を開催しまして、住民の皆さまへアンケートを開催しまして、様々意見を頂きました。その中で、行政と関鉄さんとで一緒にやって行こうという話もありましたが、行政の方がまだ堅い様で、自治体は他の自治体のために…というのが難しい様です。
また、もう1つありまして、関鉄さんが民間であることに対し、行政が民間にそういうアプローチをするのはどうなのか?という自治体があるのが事実です。それに対しては、関鉄さんが無くなったらどうなるのか?という点で考えると、関鉄は民間のものではなく、地域のものだという視点で考えてほしいとお話ししています。」

高橋部長「イベントという柔らかいものに関しては、様々な問題がございますが、実は常総線活性化協議会の方では、自治体を越えて安全面に関してご協力をいただいております。なかなか目には触れない事ではございますが、縁の下の力持ちの様な形で、きちんとご協力頂いておりますので、そういった事をして頂いているという事は感謝を述べるとともに、みなさまにも知っていただきたいと思います。」

  • 下妻市内で様々な人達のお声を聞いていますが、関鉄レールファンCLUBさん達にそういった場に入って頂く事は可能でしょうか?

野中副市長「現在、まちづくり市民会議というものを開催しておりまして、様々な立場の人達からお声をいただいております。この件は持ち帰らせて頂きまして、レールファンCLUBの方も、委員さんの一人として参加して頂くのはどうか。と直観的に思いましたので、この件に関しまして話し合いたいと思います。」

  • もう土浦に関鉄さんの線路は無いので、ぜひ下妻や水海道辺りに本社を構えませんか?

高橋部長「何ともいい難い事ではありますが、本社にお金を掛けるならば、レールの方に、鉄道の方に、お客様の方に力を掛けたいと思っておりますので、そのようにご理解いただければと思います。」

  • スクールバスがたくさんできていて、路線バスが圧迫している状況です。そこで行政の方にお願いしたいのですが、スクールバスの運行をやめてもらう様な働きがけができませんか?

國松室長「5月頃まではスクールバスで通う人もいるのですが、次第に自転車等で通学するようになったりして、1年間を見ても乗客数が次第に減ってきてきたりするんですね。また、PTAさんが主体的にスクールバスを運営しているところもありますし、少子化の進む中、高校の生徒確保のためにもスクールバスの運行を始めるケースもあります。 路線バスに影響の無い様にスクールバスをお願いしたいという事で、2件ほどスクールバスを阻止する事ができたこともありますが、親御さんから見ると、不便を強要されているとも取れるので、どちらがいいのかという問題があります。」

  • 情報の発信・共有をもっと子どもたちに知らせてほしい。常総線に乗ろうという企画で、PTAの方へお話ししてみては如何でしょう?子どもに「のりたい!」って言われれば親は動くし、お得な情報も一緒にあれば、「それなら行こうか。」となりますよね。

高橋部長「お得な切符など、ご利用頂ければ便利だと感じて頂けるのは思いますが、ぜひ我々も広報を頑張らせて頂きますので、ぜひ口コミの方でご協力頂ければと思います。」

  • 常総線にわざわざ乗りに来る方も大勢いらっしゃいます。国鉄型車両が残っているという事で、メンテナンス面では大変だとは思いますが、ぜひ特別料金等をとっても良いと思いますので、ぜひご検討いただければと思います。

高橋部長「古い車両については、メンテナンス面で大変苦労している状況です。通常運転や観光列車の様な使い方には向かないところではありますが、試乗会などを開催するなど、ご提案頂いたような件を勘案してみたいと思います。乗ることを楽しみにして下さるという点は非常にありがたい事です。栗山商店会さんが行って下さったような、アートトレインで小さな子どもたちの作品が『キレイだな。』とか『かわいいな。』とかのお声が私どもの方にも聞こえてきましたので、そういうアプローチもありかな。とも考えております。」

施設情報

会場名 下妻市公民館2F・大会議室
住所 茨城県下妻市本城町3丁目36 ‎
日時 3月16日(日)14:00~16:00(13:30開場)
駐車場 あり
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